パソコンで作業するときに、Ctrlキーは使いますか?例えば、文字をコピーするときにはCtrl+Cでコピーして、Ctrl+Vで張り付けるようないわゆるショートカットを使うときに押すことが多いのではないでしょうか。作業効率を上げるためにはショートカットキーを駆使することが欠かせません。少しずつショートカットキーを覚えて、実際に使ってみることで作業効率がみるみる向上します。
ショートカットキーをさらに効率よく駆使するための工夫を本日は紹介したいと思います。エンジニア界隈では馴染みのある方法なので、ぜひ取り入れていただければ、PCライフが大きく変わると筆者は考えています。
一般的なCtrlキーの位置は押しにくい
下図は一般的なキーボードです。Ctrlキーの位置を見ていただくと、キーボードの左下の隅に追いやられていることが分かります。手をホームポジションに置いたまま、Ctrlキーを押そうとすると、小指を思いっきり捻らないと押せないですよね。ショートカットキーを押すたびに小指が疲労していくというジレンマが発生します。疲労ならまだしも、腱鞘炎になったら元も子もありません。
Ctrlキーの位置を変更しよう!
本記事で紹介したいのは、下記の配置です。
CtrlをCapsキーの位置に置き換えます。これにより、小指への負担がほとんどなくCtrlキーを押すことが出来るようになります。もし目の前にキーボードがありましたら、Capsキーの位置に小指を置いてみてください。驚くほど押すのが楽だと思います。
Capsキーってなんだ?
CapsキーをCtrlキーに置き換える提案をしましたが、そもそもCapsキーを潰しても良いのでしょうか。Capsキーは英語入力時に大文字と小文字を入れ変えるキーになります。Shift+Capsキーを押すと、Shiftキーを押さずともすべてのアルファベットが大文字で入力することが出来るようになります。そこで思い出していただきたのは、普段PCを使っている中で、Capsキーを押したことがあるでしょうか?大抵は誤って押してしまって、入力が変になって嫌な思いをしたことしかないのではないでしょうか?そう、Capsロックキーは誤って押してしまうほど、押しやすくてよい場所を陣取っているキーなのです。
Capsキーを潰してしまうことに不安のある方は、もともとCtrlキーのあった位置にCapsキーを配置することもできます。
Ctrlキーの配置を変えるメリット
- ショートカットキーを押すときに小指が疲労しない
- キーボードの一等地(もともとのCapsの場所)を有効に使える
- 誤ってCapsキーを押して入力が変にならない
上記の内容だけでも大いに配置を変えるメリットがと言えると思います。
Ctrlキーの配置を変えるデメリット
- 慣れると他のPCを使ったときに間違ってCapsキーを押してしまう。
- ほかのPCを使ったときに作業がし難く不快感を覚える。
メリットの裏返しとも思えますが、快適すぎて逆にほかのPCが使えなくなります。
キー配置の変更方法
別の記事で今後詳しく紹介したいと思います。簡単にWindows/Macにおける変更難易度を示します。
- Windows
変更難易度中:レジストリを直接書き換えるか、キー配置変更アプリケーションで設定ができます。 - Mac
変更難易度低:設定から簡単に設定することが出来ます。Mac(iPad含む)ではCtrlキーの配置変更や、ショートカットキーが充実しています。
まとめ
Capsキーの位置にCtrlキーを設定することを紹介しました。エンジニアでは便利なのでよくあるカスタマイズですが、一般的には認知されていないと思い紹介させていただきました。作業効率が上がるだけではなく、腱鞘炎を防ぐこともできますのでお勧めです。
また、ここで紹介したCtrlキーの配置変更は、一連の「思考レベルの速度で作業する」環境を構築するために大きく寄与します。
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