ここ十数年で撮りためた写真はスマホに入っていて、いつでも見返すことが出来る人が多いと思います。20年前、30年前のフィルム写真はどうでしょうか。筆者は先日実家の整理をしている中で、フィルムカメラで撮ったおよそ5,000枚の写真を掘り起こしました。30年前となると記憶にある写真もあれば、全く記憶にない写真もあり、なつかしさに浸ってしまいました。これらの写真をデータ化することでスマホに転送し、いつでも見直すことが出来るようになったため、その方法を共有したいと思います。
フィルム写真のデータ化で得られるメリット
写真をデータ化することで得られるメリットを並べてみました。もし以下に当てはまるのであれば本記事の内容を実践いただくメリットは大きいと思います。
写真の劣化が一切ない
印刷した写真(以下、”印刷写真”と記します)のままでは日焼けなどで日々劣化が進みます。
大量の写真をいつでも見返せる
データ化した写真はPCで閲覧しても良いですし、スマホやタブレットに転送してみるのも良いです。データとして取っておくことでいつでも簡単に見直すことが出来ます。筆者のおススメはタブレットに移して見ることでです。最近のタブレットは画面がキレイなため、写真を綺麗な色合いで見ることが出来ます。
物理的なアルバムの場所を取らない
結構重要ではないでしょうか。実家の倉庫の中でアルバムが占めていた空間は結構大きく、過去の写真を見ようとすると、たくさんのアルバムを開いて探し回るので一苦労です。
家族間でデータをシェアして懐かしさを共有できる
筆者がデータ化した最大の目的はこれです。20、30年前の写真ってなかなか見直そうとはならないんですよね。倉庫の奥からアルバム引っ張り出して見るのは体力的にもきついものがあります。
印刷写真のデータ化手段
本記事では3つの方法をご紹介します。
- スマホアプリ
写真取り込みに特化したアプリがあります。印刷写真をスマホで撮るだけなので、とてもお手軽にできます。スマホの中で写真の枠を認識してくれるのでゆがみ補正をしてくれます。
ただし、テーブルにおいてある程度の明るさのある部屋で写真を撮る必要があるため、照明の反射が入ってしまったり、明るさにばらつきがあったり、歪み補正が不十分で写真がゆがむことがあったりします。 - 業者に依頼
プロに依頼するのが品質の面では最適です。アルバムを送るだけで、データ化してもらうことが出来るため、手間が非常に少ないです。
ただし、枚数に応じて金額が設定されておりあまりに写真の枚数が多い場合、とても高額になる可能性があります。 - スキャナー取り込み
スキャナーを買う、又はレンタルして自分で写真を取り込む方法です。
写真取り込み専用のスキャナーというものも販売されており、これを使うと大変きれいに写真を取り込むことが出来ます。1枚1枚入れ替えるのではなく、ある程度の枚数をまとめてセットできるため、大量の写真があっても作業が簡単です。
写真のデータ化手段
前述した各手段の特徴を、品質・予算・手間などの軸で表にまとめてみました。重視するもの次第で選択するのが良いと思います。何を重視するかは人それぞれと思いますので、ご参考にしてみてください。
1.スマホアプリ | 2.業者に依頼 | 3.スキャナーで取り込み | |
品質 | ・ばらつきが多い ・白飛びや背景の映り込みあり | 大変品質が高い | 品質が高い |
予算 | 0円で取り込めるアプリが多い | 枚数に応じて費用がかかる | 写真の枚数によらず、スキャナー代だけ |
手間 | 一枚一枚画面に収めて取り込むため、枚数が多い場合時間がかかる | ・アルバムを送るだけで良い。 ・手続きが手間 | 写真専用スキャナーを使用した場合、画像補正機能があったり、何十枚かをセットできるため作業がしやすい。 1枚ずつ取り込むスキャナーは枚数が多い場合時間がかかる |
まとめ
・写真の取り込み方法を3つ挙げて紹介しました。手段によって予算と品質が大きく異なるので、目的に会った手段を選択していただけると良いと思います。
・筆者は実家に眠っていた20,30年前の写真をすべてデータ化して、両親にシェアしました。写真を印刷してアルバムにして以来見ていなかった写真も多かったらしくとても好評でした。
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