[お中元][お歳暮]誰が誰に何を送るイベントか?お歳暮との違いや注意点も説明

生活・行事

生活の節目で直面するイベントごとの一つであるお中元ですが、そもそもどんなものかご存知でしょうか?また、似た贈り物として「お歳暮」があります。この記事では「お中元」について、「お歳暮」との比較を交えて説明します。

お中元・お歳暮とは

日頃お世話になっている人に感謝の意味を込めて贈りものを送るイベントです。お歳暮も同様です。日頃の感謝という意味ではお中元もお歳暮も同様です。

お中元お歳暮
目的日頃お世話になっている人に感謝の意味を込めて贈る日頃お世話になっている人に感謝の意味を込めて贈る

[お中元][お歳暮]いつ送るか

お中元は、7月上旬から中旬ごろに送るのが一般的とされています。意味合いとしては半年間の感謝となります。対して、お歳暮は12月の中旬から下旬に送ります。お歳暮の意味合いとしては、1年間の感謝となります。つまり、お歳暮のほうが感謝の期間(表現が適切か微妙ですが)が長いため必然的に贈り物の金額がお中元と比較して高い傾向があります。

また、一度送った相手には基本的には毎年贈ることが望ましいです。去年届いたけど今年は届かないと言うことがあっては、本来関係を良好にするような行事でありますが、逆に関係を崩すことにもなりかねません。例えば結婚によって1年目はお歳暮を贈った場合、2年目以降は先方から気を使っていただいて不要ですと言っていただけた場合のみ贈るのをやめることができます。

お中元お歳暮
時期7月上旬~中旬12月中旬~下旬
贈り物に込める感謝の期間半年間1年間

[お中元][お歳暮]誰から誰に送るか

「目下の人が目上の人に贈る」これが基本になります。感謝を込めて贈ると言う意味合いで、必ずしも目上の人だけに送る必要はありません。

例えば両親、義親、仲人、会社の上司、取引先、同僚など、様々な人に対して贈ることができます。特に結婚により世帯が独立したことで、両親・義両親に送ることは一般的のようですので、結婚した際には検討が必要です。

また、前章で記載した通り、一度送ると毎年贈る必要があるため、送る相手は慎重に選ぶ必要があります。お世話になったからと言って毎年多数の宛先に送るようになると、労力的にも金銭的にも大きな負担になることを注意してください。

いくつかのパターンを下表にしましました。
特に、結婚をきっかけとしたお中元とお歳暮は一般的に送ることが望ましいとされているため、注意が必要です。

きっかけ誰が誰に備考
自分が結婚結婚した人両親・義両親一般的に送るべきとされている。
自分が結婚結婚した人仲人仲人がいる場合。一般に送るべきとされている。
子が結婚子が結婚した両親子の結婚相手の両親必須ではないが、双方の地域の風習や温度感を掴み検討するべき
就職社会人会社の上司会社として禁止しているケースや、社内の習わしとして贈らないケースがあるので注意。
就職社会人取引先同上
就職社会人同僚同上
(筆者の身近では同僚で送りあう習慣はない。)

何を贈るか?その値段は?

お中元は7月頃のため、食品であれば涼しさを連想させるものが良いです。お歳暮は12月頃のため、鍋の食材になりそうなもの、暖かくして食べるようなものが良いでしょう。また、それぞれ洗剤や食用油またはお酒なども可能です。

値段については送り先で異なるため下表にまとめました。また、金額についてはお歳暮は1年の感謝を示すと言う意味で、お中元より2~3割ほど高く設定するとよいでしょう。

誰が誰にお中元金額
結婚した人両親・義両親3,000円~5,000円
結婚した人仲人5,000円
子が結婚した両親子の結婚相手の両親3,000円~5,000円
社会人会社の上司5,000円
社会人取引先5,000円
社会人同僚3,000円~5,000円

[お中元][お歳暮]の贈り方(手段)

基本的には直接手渡しするのがマナーとなっています。ただし、遠方に住む人に送る場合郵送などの手段をとることも一般的なようです。

お中元を受け取ったら

お中元を贈ってくれた相手に感謝の気持ちを伝えることが大切です。
郵送などで頂いた場合はすぐに電話で感謝の気持ちを伝えるのが良いでしょう。

もし出しそびれたら

時期がずれるため、お中元として贈ることはやめましょう。その代わりに暑中お見舞いや残暑見舞いといった形で送ることが可能です。

まとめ

お中元・お歳暮について、簡単にまとめました。今まであまりなじみのなかった人も、生活の節目で検討が必要です。直近で就職や結婚をした人は特にご検討ください。

習慣やマナーとして義務的に送り先を決めるケースがありますが、本来お中元やお歳暮は気持ちが大切な贈り物になります。日頃の感謝を形にして送りたい人をイメージして贈ることが重要なイベントになることを念頭に置きましょう。

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