この記事では本格的なエスプレッソを入れることができるコーヒーメーカである、ビアレッティ ブリッカを紹介します。このコーヒーメーカーはイタリアではどの家庭にも必ず1台はあると言われているほど、生活になじんでいるコーヒーメーカーです。日本では知る人ぞ知ると言った知名度であるため、ぜひこの記事を通じて知ってもらえたら嬉しいです。
ビアレッティ ブリッカとは
イタリアにあるビアレッティ社が発売しているブリッカというコーヒーメーカーの名前です。
ブリッカは直火式エスプレッソメーカーに分類されます。直火式エスプレッソメーカーとはその名の通り、火にかけてエスプレッソを抽出する方式です。
細かく引いた豆と水を入れて、コンロで火にかけると数分でコーヒーが出来上がります。
ブリッカの構成
下図のパーツから構成されています。
- 水を入れるタンク
- コーヒー豆をセットするトレー
- 抽出されるコーヒーに豆が入らないようにするフィルタ
- コーヒーがたまる注ぎ口がついた上部のパーツ
ビアレッティ ブリッカで淹れたコーヒーの特徴と美味しい飲み方
- 本格的なエスプレッソに近い苦みとコクがあります。
苦いだけではなく、鼻から抜けるコーヒーの強い香りを楽しめます。 - フィルタの目が粗いため、少しトロっとした飲みごたえがあります。
飲み終わったコーヒーのそこには細かい豆が残ります。 - 本場では小さいコーヒーカップ(デミタス)に注ぎ、角砂糖を1つ入れて飲むそうです。
あえてスプーンでかき回さないことで、飲みながらだんだんと甘くなり、最後はかなり甘くなります。 - 氷を入れたグラスに牛乳を注ぎ、そこにコーヒーを入れることで本格的なカフェラテができます。筆者は初めてこの方法で淹れたカフェラテを飲んだ時に大変感動したのを覚えています。自宅でエスプレッソを入れる場合、この飲み方を強く推奨します。
ブリッカシリーズの最大の特徴:クレマ
ブリッカシリーズは現在も改良が進められているシリーズで、その最大の特徴はコーヒーの表面に「クレマ」を生成できることです。クレマとはエスプレッソの表面に浮いている泡のようなもので、これはコーヒーの油分やたんぱく質から形成されており、コーヒーの旨味のもとになる大変重要な成分です。クレマを上手く抽出できるかどうかで、エスプレッソの味が大きく左右されます。
いわゆるエスプレッソマシーンではこのクレマを生成することができますが、従来の直火式エスプレッソメーカーではこのクレマを生成することができませんでした。ビアレッティ社の改良の結果、直火式でクレマを生成できることになったのは大変すばらしい発明だと思います。
ぜひブリッカでエスプレッソを入れた際にはこの、「クレマ」に着目して味わってみてください。
ビアレッティ ブリッカのメンテナンス方法
複雑な構造を持っているように見えて、実は大変簡単です。
コーヒーを入れた直後は熱くてやけどの恐れがあるので、冷えてから洗います。洗い方は、水洗いです。洗剤は使いません。むしろ、洗剤を使ってはいけません。ブリッカは、コーヒーの油分を表面に纏うことで金属の臭いなどを防ぐことができます。ブリッカは毎回水洗いすることで油分が蓄積されていき、育って(と表現される)いきます。
ビアレッティ ブリッカをお勧めしたい人
とにかく美味しいカフェラテを簡単に自宅で淹れたい人です。
コンビニでよくカフェラテを購入する人はぜひ一度この方法をお試しいただきたいです。初めて飲んだ時には感動すること間違いなし(これは強く言いたい)です。
まとめ
ビアレッティ社の直火式エスプレッソメーカーだるブリッカを紹介しました。
水と豆を入れて火にかけるだけのシンプルな方法で、本格的なイタリアの味を楽しむことができるこのコーヒーメーカーをぜひお試しください。
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